chatGPT(チャッピー)との付き合い方

「チャッピー」の愛称で呼ばれるようになった ChatGPT。訪問看護の現場でも、記録の下書き・家族向けの説明文・勉強会の資料づくりといった「書く仕事」を、ずいぶん軽くしてくれる道具になりました。

一方で、訪問看護ステーションは個人情報保護法上の「医療・介護関係事業者」にあたり、扱う情報のほとんどが病歴を含む要配慮個人情報です。使い方を間違えると、便利さより先にリスクが来ます。

この記事では、訪問看護師・リハビリ職の方に向けて、①最初にやる安全設定 → ②入れてはいけない情報の線引き → ③業務別の具体的な使い方 → ④コピペで使えるプロンプトの順に、現場目線で整理しました。

この記事の結論(3行)

  • 患者さんの情報は入れない。AIには「型」だけ作らせ、中身は自分が電子カルテ側で埋める。
  • 最初の3分で設定を直す。個人向けプランは初期設定のまま使わない。
  • 制度・点数・薬の数字は必ず一次情報で裏取り。AIの答えは「下書き」であって「根拠」ではない。
目次

1まず3分:安全に使うための初期設定

ChatGPTは「入力した内容がAIの学習に使われるかどうか」が、契約プランによって初期設定から違います。ここを知らずに個人アカウントで業務利用するのが、いちばん多い落とし穴です。

プラン入力内容の学習利用(初期設定)やること
Free / Plus / Pro / Go
(個人向け)
学習に使われる(オン) 設定 → データコントロール →「すべての人のためにモデルを改善する」をオフ
当ステーションはこちら
Business(旧Team)/ Enterprise / Edu
(法人向け)
学習に使われない 追加設定は不要。組織として使うならこちらが確実
API 経由 学習に使われない 自社システムに組み込む場合の選択肢

※プラン仕様は変更されることがあります。導入前に必ず提供元の公式ヘルプで最新の記載をご確認ください(参考文献5)。

⚠ オプトアウトは「これから」の話

学習オフの設定は、設定した後の入力にしか効きません。それ以前に入力してしまった内容は取り消せず、削除には別途の申請が必要になります。「後で直せばいい」は通用しない、と考えてください。

「一時チャット」も覚えておく

履歴に残したくないやり取りには、一時チャット(Temporary Chat)を使います。会話がサイドバーの履歴に残らず、次回に引き継がれません。ただしこれは「履歴に残さない」機能であって、「送信しない」機能ではありません。入力してよい情報の線引き(第2章)は、一時チャットでも一切変わりません。

🦉 当ステーションは「Enterprise プラン」を導入しています

スタッフ一人ひとりの設定漏れを管理し続けるのは、現実的ではありません。そこでふくろう訪問看護リハビリステーションでは、ChatGPT Enterprise プランを法人契約し、業務利用はすべてこのアカウントに集約しています

Enterprise プランでは、入力した内容がモデルの学習に使われないことが契約レベルで担保されており、個人が設定を切り替える必要がありません。あわせて、管理者によるアカウント管理や暗号化などのセキュリティ機能も備わっています。

スタッフの皆さんへ:業務での生成AI利用は、必ずステーションのEnterpriseアカウントから行ってください。個人のFree/Plusアカウントで業務の内容を扱うことは、設定の有無にかかわらず認めていません。

💡 それでも「入れない」は変わりません

Enterprise プランは「入力内容が学習に使われない」ことを保証する仕組みであって、「個人情報を入力してよい」という意味ではありません。外部サービスへ要配慮個人情報を送信している事実は変わらないためです。次の第2章の線引きは、プランにかかわらず全員が守るべきルールとして運用しています。

2いちばん大事:何を入れて、何を入れないか

訪問看護ステーションは、個人情報保護委員会・厚生労働省の「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」の対象事業者として明記されています(参考文献1)。対象になるのは紙・電子・口頭を問わず、生存する個人を識別できるすべての情報です。

図1 ChatGPTに入れてよい情報/入れてはいけない情報

× 絶対に入れない ・氏名/イニシャル/生年月日 ・住所・地区名・訪問ルート ・利用者番号/被保険者番号 ・記録・指示書・報告書の実物 ・創部や自宅の写真 ・家族構成やキーパーソン名 ・スタッフの個人情報 → 匿名化したつもりでも危険 条件つき ・疾患名や状態像だけを  「一般論として」尋ねる ・年代を10歳幅にぼかす ・地域名は書かない ・複数条件を重ねない ※条件を重ねるほど個人が  特定されやすくなる  (訪問看護は特に狭い商圏) 安心して使える ・書類の「ひな型」づくり ・文章の言い換え・要約 ・疾患や制度の一般的な解説 ・勉強会の構成案・スライド案 ・マニュアル・手順書の下書き ・自分の考えの整理・壁打ち ・英語論文の要点整理 → 個人が出てこない仕事

「匿名化したから大丈夫」がいちばん危ない

訪問看護は、担当エリアがきわめて狭い仕事です。だからこそ、一つひとつは個人名でなくても、条件を重ねると個人が浮かび上がります

✕ 危ない入力例

「80代女性、○○区在住、独居、ALSで人工呼吸器を使用、長男が県外。この方の看護計画を作ってください」

――これは氏名がなくても、地域の関係者が読めば誰か分かってしまう水準の情報です。要配慮個人情報を、同意なく外部サービスに投げている状態になり得ます。

○ 安全な聞き方に書き換える

「人工呼吸器を使用している神経難病の在宅療養者について、看護計画に一般的に盛り込むべき観察項目とケア項目を、カテゴリ別に一覧化してください。個別の情報は含めません」

――出てきた一覧を「たたき台」として持ち帰り、実際の利用者さんの情報は電子カルテ上で自分が埋める。これがいちばん実用的で、いちばん安全なやり方です。

図2 AI活用の大原則「型はAI、中身は人」

① AIに頼む 個人情報を含まない 「型・観点・言い回し」 ② 人が確かめる 制度・点数・薬の記述を 一次情報で裏取り ③ 中身を埋める 利用者さんの情報は 記録システム側で入力 個人情報は、①②の外側に置いたまま最後まで動かさない

3業務別・現場で効く使い方

ここからが本題です。訪問看護・訪問リハの1日のなかで、「書く・調べる・説明する」の3つにAIは強く効きます。

場面AIに任せること期待できる効果
訪問前
準備・予習
疾患・薬剤・医療機器の一般的な知識の整理、観察ポイントの洗い出し初めて担当する疾患の予習が10分で終わる
記録・報告書報告書・計画書のひな型、書き出しの定型文、専門用語の言い換え「白紙から書き始める」時間がなくなる
家族への説明専門的な内容を中学生でも分かる言葉に翻訳、説明文のたたき台説明のたびに一から考えなくてよくなる
多職種連携カンファ資料の構成、依頼文・照会文の文面案言いにくいことを角の立たない表現にできる
リハ職の指導自主トレ指導書の文面、運動の説明を平易な言葉に、注意事項の書き出し指導用紙の作成時間が大幅に短縮
教育・勉強会研修の構成案、資料の骨組み、確認テストの問題案勉強会準備の「最初の壁」が消える
管理業務マニュアル・手順書の下書き、BCPの項目出し、面接質問案管理者の書類仕事を圧縮できる

※いずれも「個人情報を含めない」ことが前提です。

① 記録・報告書は「ひな型づくり」に使う

訪問看護報告書や計画書を、AIに丸ごと書かせることはできません(個人情報が必要になるため)。効くのは、「自分専用の書式と書き出しパターンを作らせる」使い方です。一度作れば、あとは毎月それを使い回せます。

📋 コピペ用プロンプト|報告書のひな型づくり

あなたは訪問看護ステーションの管理者です。
訪問看護報告書に記載する「療養状況」欄について、
以下の条件でテンプレート(穴埋め式)を作ってください。

【条件】
・対象は在宅で経管栄養を行っている療養者(一般論として)
・観察項目を「全身状態/栄養・排泄/皮膚/家族の介護状況」に分類
・各項目は1〜2文で書ける長さ
・埋める箇所は【 】で示す
・個別の患者情報は一切含めない

【出力形式】
そのままコピーして使える穴埋めテキスト
💡 うまくいくコツ

一度いい型ができたら、その会話を残して次回も同じチャットで続けるか、「カスタム指示」に自分の文体の好みを登録しておくと、毎回ゼロから説明せずに済みます。

② 家族への説明文は「翻訳機」として使う

「誤嚥性肺炎のリスクがあるので、食形態の調整とポジショニングが必要です」――この一文を、80代のご家族に伝わる言葉にするのは、実は毎回けっこう頭を使います。ここはAIがとても得意な領域です。

📋 コピペ用プロンプト|家族向けに言い換える

次の医療者向けの説明文を、高齢のご家族に向けて
書き直してください。

【読み手】80代の配偶者。医療の知識はない。
【条件】
・専門用語を使わず、使う場合は必ずかみくだいた説明を添える
・不安をあおらない、でも大事なことは省かない
・400字程度、話し言葉に近い文体
・箇条書きを3つまで使ってよい

【元の文章】
(ここに、個人が特定できる情報を除いた説明文を貼る)

③ 調べもの:使ってよい範囲と、危ない範囲

ここは、いちばん注意が必要なところです。AIはもっともらしい嘘(ハルシネーション)を、堂々とした文体で書きます。

聞くことAIの信頼度扱い方
疾患の一般的な病態・経過比較的高い理解の入口として使う。数字は確認
言葉の意味・略語の解説比較的高いそのまま使えることが多い
ケアの考え方・観察の視点抜けを見つける道具として有用
診療報酬・介護報酬の点数、加算要件低い必ず告示・通知・厚労省資料で確認
薬剤の用法用量・相互作用低い添付文書で確認。AIの数字は使わない
ガイドラインの推奨内容・引用文献低い存在しない文献を作ることがある。原典を必ず確認
⚠ 制度の話は特に注意

診療報酬・介護報酬は改定のたびに要件が変わります。AIの学習データは過去のある時点までしか含まれておらず、2026年度改定のような直近の内容は、正しく答えられないか、古い内容を新しいものとして答えます。加算の算定要件や単位数は、AIに聞いて「当たりをつける」のはよくても、最終確認は必ず厚生労働省の告示・通知にあたってください

④ ハルシネーションを減らす鍵は「モード選び」

ここは、ぜひ知っておいていただきたいところです。まったく同じ質問でも、どのモード(モデル)に答えさせるかで、正確さは大きく変わります。

ChatGPTの入力欄の右側に、「Instant」「Thinking」「Pro」などと表示されている場所があります。ここがモードの切り替えです。多くの方が初期表示のまま使っていますが、調べものではここを切り替えるだけで、誤りが目に見えて減ります

図3 聞く内容で、モードを切り替える

何を聞こうとしている? 言い換え・要約・下書き 正解が1つでない仕事 即答モードでOK Instant など 速さを優先してよい場面 考える必要がある相談 比較・整理・計画の骨組み 推論モードに変える Thinking / Pro など 少し待つ代わりに精度が上がる 制度・数字・文献 正解が1つに決まる事実 検索・調査モード + 出典URLを必ず出させる + 最後は自分で一次情報を確認
モード性格向いている用途
即答モード
(Instant など)
速い/浅い 言い換え、要約、文章の整え、ひな型づくり。制度や数字を聞くのには向かない
推論モード
(Thinking など)
数十秒考える
/精度が高い
複数条件の整理、比較検討、計画や手順書の骨組み、間違いに気づいてほしいとき
Enterpriseで利用可
最上位の推論モード
(Pro など)
数分考える
/最も慎重
込み入った制度の読み解き、条件が絡み合う判断の整理。迷ったらこれ
Web検索を使わせる 出典を提示できる 最新の通知・告示・ガイドラインなど、時点が重要な情報
Deep Research
(調査モード)
数分〜十数分
/出典つきレポート
勉強会・研修資料の下調べ、制度改定の論点整理
Auto(自動切替) おまかせ 日常使いには便利。ただし大事な調べものは手動で指定する

※モデル名やモードの呼び方は頻繁に変わります。名前で覚えず「速さ優先か、正確さ優先か」で選ぶのが実用的です。

○ ひと言添えるだけで、嘘がぐっと減る

モードを切り替えたうえで、「推測で埋めない」「出典を出す」を明示的に指示すると、精度はさらに上がります。次の4行を、調べものの定型文として登録しておくと便利です。

📋 コピペ用プロンプト|調べものの精度を上げる定型文

以下の質問に答えてください。

・必ずWeb検索を使い、参照した出典のURLを併記してください
・厚生労働省など公的機関の一次情報を優先してください
・確認できなかった事項は「確認できませんでした」と明記し、
 推測で補わないでください
・その情報が「いつ時点のものか」を必ず書いてください

【質問】
(ここに質問を書く。個人情報は含めない)
⚠ モードを上げても、ゼロにはならない

推論モードや検索モードは、ハルシネーションを減らす手段であって、なくす手段ではありません。出典URLそのものが実在しないこともあります。示されたリンクを自分の目で開いて確かめる——ここまでやって、はじめて「確認した」と言えます。

⑤ リハビリ職:指導文と評価の「言語化」に効く

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の業務では、「体で分かっていることを、文字にする」作業に時間が取られがちです。ここはAIの独壇場と言っていい領域です。

  • 自主トレ指導書:運動名と回数を伝えれば、「なぜやるのか」「どこに効くか」「やめる目安」まで含んだ説明文を作ってくれる
  • 難易度の調整案:同じ運動の「もう少し楽な版/きつい版」を並べて出させる
  • 評価スケールの解説:BBS・FIM・MMTなどの評価項目の意味を、新人向けの言葉で整理させる(ただしカットオフ値や点数配分は原典で確認
  • ご家族への介助方法の説明文:移乗や歩行介助の手順を、写真なしでも伝わる順序立てた文章にする

📋 コピペ用プロンプト|自主トレ指導書をつくる

あなたは在宅リハビリを担当する理学療法士です。
高齢の在宅療養者向けの自主トレーニング指導用紙を
作ってください。

【運動内容】座位での足踏み、立ち上がり練習、
      かかと上げ(それぞれ10回×2セット)
【読み手】ご本人とご家族(医療知識なし)
【条件】
・各運動に「目的」「やり方」「注意点」を1〜2文ずつ
・専門用語は使わない
・転倒予防のための共通の注意書きを冒頭に置く
・A4用紙1枚に収まる分量
・個別の患者情報は含めない

【出力形式】見出しつきの箇条書き

⑥ 管理者:書類仕事の「最初の1行」をなくす

手順書、マニュアル、研修計画、BCP、求人票の文面――管理業務の多くは「フォーマットが決まっていない文章」です。AIに叩き台を作らせて赤入れするほうが、白紙から書くより圧倒的に速く終わります。

📋 コピペ用プロンプト|手順書のたたき台

訪問看護ステーションで使う「感染症疑い事例が
発生したときの初動対応手順書」の骨子を作ってください。

【条件】
・想定読者は入職1年目の看護師
・「発見時」「連絡」「訪問順の調整」「記録」「事後確認」の
 5段階に分けて構成
・各段階に、誰が・何を・どの順でやるかを明記
・迷いやすい判断ポイントには注記を添える
・当ステーション固有の情報は空欄【 】にする

【出力形式】見出し+番号つきリスト
まず構成案だけを提示し、私の確認後に本文を書いてください。

4回答の質は「頼み方」で9割決まる

「なんとなく使ってみたけど、当たり障りのない答えしか返ってこない」――これは、たいてい頼み方の問題です。新人スタッフに仕事を頼むときと同じだと考えてください。「よろしく」では、いい仕事は返ってきません。

図4 伝わるプロンプトの4要素

1 役割を与える 「あなたは訪問看護ステーションの  管理者です」 → 答えの立ち位置と語彙が定まる 2 読み手と場面を書く 「読むのは入職1年目の看護師」 「勉強会で配る資料として」 → 難易度と文体が合ってくる 3 条件を並べる 文字数/専門用語の可否/ 入れてほしい観点/禁止事項 → 手戻りが激減する 4 出力の形を指定する 「表で」「箇条書きで」 「まず構成案だけ出して」 → そのまま使える形で返ってくる
○ もう一段よくする裏ワザ

「まず構成案だけ出して、私が確認したら本文を書いて」と頼むこと。いきなり長文を書かせて全部直すより、骨組みの段階で方向を直したほうが、結果的にずっと速く終わります。

それでも外れたときは、「今の回答の、ここが違う。こう直して」と会話を続けるのがコツです。ゼロから聞き直すより精度が上がります。

5ステーションで決めておきたいルール

個人の心がけに頼ると、必ずどこかで漏れます。ステーションの申し合わせとして明文化しておくのが、結局いちばん確実です。以下をそのままミーティングの資料に使ってください。

✅ 生成AI利用の申し合わせ(チェックリスト)

  • 業務利用はステーションのEnterpriseアカウントに限ることを全員で確認した
  • 個人のFree/Plusアカウントで業務内容を扱わないことを共有した
  • 利用者・家族・スタッフの個人情報は一切入力しないことを共有した
  • 記録・指示書・報告書の実物や、その写真・スクリーンショットを貼らない
  • 疾患・地域・年代など条件の組み合わせでも特定され得ることを共有した
  • AIの回答は下書きであり、最終責任は書いた本人にあることを確認した
  • 制度・数字を調べるときは推論モード+Web検索に切り替えることを共有した
  • 制度・点数・薬剤の数字は、必ず一次情報で裏取りするルールにした
  • AIが作った文章を、そのまま記録や公式文書に貼らない
  • 私物端末での業務利用の可否を決めた
  • 困ったとき・迷ったときの相談先(管理者)を決めた
⚠ 責任はAIには移らない

AIが書いた文章に誤りがあっても、責任を負うのは提出した専門職本人です。AIは「下書きを爆速で書いてくれる新人」であって、「判断してくれる上司」ではありません。この線引きだけは、絶対にぶらさないでください。

まとめ

  • 設定:個人向けプランは初期設定で入力が学習に使われます。まず「データコントロール」をオフに。当ステーションは Enterprise プランを導入し、業務利用はすべて法人アカウントに集約しています。
  • 線引き:訪問看護ステーションは個人情報ガイダンスの対象事業者。個人情報は入れない——匿名化したつもりでも、条件の組み合わせで特定され得ます。
  • 使い方:AIには「型・言い換え・構成案」を作らせ、中身は人が記録システム側で埋める。これが最も安全で、最も時短になります。
  • モード選び:制度や数字を調べるときは、即答モードのまま聞かない。推論モード+Web検索に切り替え、出典を出させるだけで誤りは大きく減ります。
  • 確認:制度・点数・薬剤・文献の数字は、必ず一次情報で裏取りを。示されたリンクは自分の目で開いて確かめます。

AIを使わないことがリスク管理になる時代は、もう過ぎました。正しく線を引いたうえで、書く仕事を軽くする。空いた時間を、目の前の利用者さんと向き合う時間に戻す。それが、私たちがこの道具を使う理由です。

参考文献

  1. 個人情報保護委員会・厚生労働省「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス」(平成29年4月14日通知、その後一部改正)
    https://www.ppc.go.jp/personalinfo/legal/iryoukaigo_guidance/
  2. 個人情報保護委員会・厚生労働省「『医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取扱いのためのガイダンス』に関するQ&A(事例集)」(平成29年5月31日適用、令和8年4月1日改正)
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000027272.html
  3. 厚生労働省「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」(最新版)
    https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/rinsho/index_00004.html
  4. 総務省・経済産業省「AI事業者ガイドライン(第1.1版)」(2025年3月)
    https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/ai_network/index.html
  5. OpenAI Help Center「Data Controls FAQ」(利用プランごとのデータ取扱いに関する提供元公式説明)
    https://help.openai.com/en/articles/7730893-data-controls-faq
  6. 個人情報の保護に関する法律(平成15年法律第57号)

※本記事は2026年7月時点の情報に基づいて作成しています。各サービスの仕様および制度は変更されることがあるため、実際の運用にあたっては必ず最新の一次情報をご確認ください。

ふくろう訪問看護リハビリステーション
当ステーションでは、入力内容が学習に使われない ChatGPT Enterprise プランを法人契約したうえで、生成AIを業務に取り入れています。記録や書類にかかる時間をできるかぎり軽くして、その分を利用者さんとご家族のために使いたいと考えています。安全な線引きをしたうえでの業務効率化を、これからもチームで進めていきます。

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この記事を書いた人

福岡生まれ、筑紫丘高校卒業、九州大学医学部卒業後、東北の地域中核病院で初期研修医・救急医として勤務し、その後東京の国立がん研究センター中央病院、東京大学病院に勤務。地元の福岡に帰ってきて2023年1月に:ふくろう訪問クリニック(旧:つくし訪問クリニック早良)を開院。2025年5月に医療法人「ふくろうの樹」設立。2025年11月「ふくろう訪問看護リハビリステーション」を開院。

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