リスクと中止基準:ゼロから始める訪問セラピスト

ゼロから始める訪問セラピスト第8回/全10回
リスクと中止基準

その日やらない判断と、急変時の初動

第4回で運動の前に聞く3つを、第5回で測り方を扱いました。この回は、その先にある「やらない」判断の話です。 始めない基準、途中でやめる基準、いったん止めて待つ基準。数字はどこから来て、誰が決めるのか。 数字に出ないのにやらない日はどう決めるのか。そして、運動中に転ばせてしまったとき、起こす前に何を見るのか。 急変そのものの初動は看護師版の連載に本体があります。ここでは、家にひとりでいるセラピストが決めることに絞ります。

この連載の現在地 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 第8回 リスクと中止基準

この回の結論

  1. 中止基準は3層です。始めない、途中でやめる、いったん止めて待つ。数字は日本リハビリテーション医学会の基準を土台にし、主治医の指示でその人に合わせます。数字を覚えるより、3層のどこにいるかを言えることが先です。
  2. 「その日やらない」は「何もしない」ではありません。負荷を落として、評価と観察と説明に切り替える日です。やらなかった理由と、代わりにしたことと、誰に伝えたか。この3つが書けていれば、それは中止ではなく判断です。
  3. 転ばせたら、起こす前に見ます。頭を打ったか、脚の付け根が痛むか、抗凝固薬を飲んでいるか。事故は事業所として市町村・家族・ケアマネジャーに連絡し、記録し、福岡市なら5日以内に報告します。ひとりで抱える場面はひとつもありません。

SECTION 01 怖いのは急変ではなく、そのとき自分ひとりだということ

病院のリハビリ室には、隣に別の療法士がいて、廊下の先に看護師がいて、電話1本で医師が来ました。日本リハビリテーション医学会が安全管理のガイドラインを最初にまとめたとき、前提にしていたのはその環境です。介助には応援を頼んで一人ではなく数人で対応すること、血圧計・心電図モニター・酸素ボンベ・吸引器・救急カートを常備すること。どれも、病院なら当たり前にあるものです。

在宅にあるのは、あなたの手と目、血圧計とパルスオキシメーターと体温計、そして電話です。心電図はありません。応援は電話の向こうにいて、来るまでに時間がかかります。つまり在宅のリスク管理は、起きたあとに対応する力ではなく、起こさない側に重心を移した設計でなければ成り立ちません。この回の順番が「始めない基準」から始まるのは、そのためです。

  • 始める前に決める玄関を開けてから運動を始めるまでの数分で、今日やるか、落とすか、やらないかを決めます。ここで9割が決まります。
  • 途中で見ている運動中に見る窓は4つに絞ります。顔色と汗、息と会話、脈の速さとリズム、本人の言葉。心電図の代わりです。
  • 起きたら順番どおりに動く転倒と急変は、考える前に手が動く順番を持っておきます。急変の順番は看護師版に本体があり、この回はセラピスト固有の差分だけを書きます。
  • 終わったら残すやらなかった日も、転ばせた日も、記録と連絡で終わります。ここが抜けると、次に来る人が同じ場面で同じように迷います。

看護師版の第6回「「いつもと違う」に気づき、動く」は、気づいたときの最初の5分、電話で見に行くかを決める順番、119番を呼ぶと決めている5つの状態、呼んだあとにそろえるものまで書いています。急変の初動そのものは、そのまま使ってください。職種で変わる部分はありません。変わるのは、電話をかける先と、その前後にセラピストだけが持っている情報です。

SECTION 02 始めない基準——数字は学会の基準と、主治医の指示の2本立て

第3回で触れたとおり、訪問リハビリテーション事業所では、医師がリハビリテーションの目的に加えて、開始前・実施中の留意事項、やむを得ず中止する際の基準、負荷などのうち1つ以上を指示することになっています。訪問看護ステーションから訪問する場合は、訪問看護指示書の「留意事項及び指示事項」欄がそれにあたります。指示書の読み方は既存のコラム「訪問看護指示書の読み方・注意点」に譲ります。

ただ、指示書に「血圧180以上なら中止」のような数字が毎回書かれているとは限りません。多くは「無理のない範囲で」「状態に応じて」で終わっています。だから事業所には、指示がないときの既定値が要ります。当ステーションが土台にしているのは、日本リハビリテーション医学会の安全管理ガイドラインにある中止基準です。

基準
積極的なリハビリテーションを実施しない安静時脈拍が40/分以下または120/分以上。安静時収縮期血圧70以下または200以上。安静時拡張期血圧120以上。労作性狭心症。心房細動で著しい徐脈または頻脈。心筋梗塞発症直後で循環動態が不良。著しい不整脈。安静時胸痛。実施前にすでに動悸・息切れ・胸痛がある。座位でめまい・冷や汗・嘔気がある。安静時体温38℃以上。安静時の酸素飽和度90%以下。
途中で中止する中等度以上の呼吸困難、めまい、嘔気、狭心痛、頭痛、強い疲労感が出た。脈拍が140/分を超えた。運動時に収縮期血圧が40以上、または拡張期血圧が20以上上昇した。頻呼吸(30回/分以上)、息切れが出た。運動により不整脈が増えた。徐脈が出た。意識状態が悪化した。
いったん中止し、回復を待って再開する脈拍が運動前の30%を超えた。ただし2分間の安静で10%以下に戻らないときは以後を中止するか、極めて軽い運動に切り替える。脈拍が120/分を超えた。1分間に10回以上の期外収縮。軽い動悸・息切れ。
その他、注意が必要血尿。喀痰の量が増えている。体重が増えている。倦怠感。食欲不振・空腹時。下肢のむくみが増えている。

表1 リハビリテーションの中止基準。日本リハビリテーション医学会「リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン」(前田 2007)表1より。血圧の単位は mmHg です。学会は2018年に第2版を書籍として刊行しています。

この表で最初に覚えてほしいのは、数字そのものより「安静時」という条件です。玄関から居間まで歩いてきた直後、あるいは布団から起きて座ったばかりの人の血圧と脈は、安静時の値ではありません。第5回で「固定する5条件」を出しましたが、中止基準に照らす測定も同じです。椅子に座って2〜3分、世間話をしてから測ります。その2〜3分は、待ち時間ではなく観察の時間です。

実務のコツ

表の数字は全国共通の上限と下限であって、その人の平常ではありません。看護師版の第4回で扱ったその人の平常値を、セラピストも持ってください。平常が収縮期100の人の150は、表の上では実施できる値ですが、その人にとっては50上がっています。逆に平常が170の人の170は、いつもどおりです。表で切り、平常値で読む。この2段構えが、在宅で数字を使うということです。

制度メモ

訪問看護ステーションからのリハビリテーション(訪問看護の理学療法士等による訪問)は、看護業務の一環として看護職員の代わりに訪問する位置づけです(第1回・第2回)。指示書に中止基準の欄はなく、「留意事項及び指示事項」と「緊急時の連絡先」「不在時の対応法」の欄があります。緊急時の連絡先が空欄の指示書は、事業所として主治医に確認してから使います。訪問リハビリテーション事業所では、医師の指示事項の1つとして中止基準が置かれます。どちらの経路でも、指示書と学会基準の両方を、担当する人ごとに1枚で見られる形にしておくと、迷いが減ります。

図1 運動を始める前の数分。この順番で、やるか・落とすか・やらないかを決める 見る・聞く 測る・照らす 決める・伝える 1 玄関で、顔色と声と、出てくるまでの時間を見る いつもと同じ速さで出てきたか。いつもの場所に座っているか。ここは第4回の「はじめの数分」と同じ。 2 聞く3つ(昨日の行動/前回のあとの疲れ/夜の様子)に、体調の4つを足す 食べたか、便は出たか、薬と水は飲んだか、痛いところはないか。薬を飲み忘れた日は負荷を落とす。 3 座って2〜3分たってから、血圧・脈・酸素飽和度・体温を測る 脈は機械の数字だけでなく、手で触れてリズムを確かめる。飛ぶ・乱れるは、機械の数字には出ない。 4 表1と、指示書と、その人の平常値の3つに照らす 表1で切る。指示書に個別の数字があればそれが優先。どちらにも当たらなければ、平常値との差で読む。 5 やる・落とす・やらない、のどれかに決める 「落とす」の段階は図2。迷ったら落とす。落として何も起きなければ、それは次回の材料になる。 6 決めたことを、本人と家族に一文で伝える 「熱が37.8度あるので運動は休み、代わりにむくみと飲み込みを見ます」。理由と代わりを必ず言う。

図1 行1と行2は器具が要りません。数字を測る前に、この2つで「今日は違う」と気づけることが多いです。測るのは、気づきを確かめるためです。

SECTION 03 途中でやめる、いったん止める——心電図のない場所で見る4つの窓

表1の2層目と3層目は、運動中の話です。病院では心電図モニターが鳴ってくれますが、家では鳴りません。代わりに見るものを4つに絞っておきます。運動を組み立てている最中にこの4つを回すのは、慣れるまでは負担です。だから最初のうちは、運動の合間に「窓を見る時間」を意識的に置きます。10回やって1回見る、ではなく、1セットごとに4つ全部を見る。

  • 顔色と汗青白い、冷や汗、唇の色。表1の「座位でめまい、冷や汗、嘔気」は始めない基準ですが、運動中に出れば途中中止の合図です。汗の質を見ます。運動で出る汗と、冷たい汗は違います。
  • 息と会話話しながらできる強さかどうか。文が途切れる、単語でしか返せない、肩で息をしている。頻呼吸30回/分以上は数えないとわかりませんが、「話せなくなった」は数えなくてもわかります。
  • 脈の速さとリズム手首で15秒数えて4倍します。運動前の30%を超えたらいったん止め、2分待って戻るかを見ます。2分で運動前の10%以内に戻らなければ、その日はそこで終わりです。飛ぶ・乱れるが増えていないかも、手で確かめます。
  • 本人の言葉「きつい」「胸が変」「頭が痛い」「気持ち悪い」。表1の途中中止の1行目は、機械ではなく本人の訴えで構成されています。言葉が出る前に表情に出るので、言われてから止めるのでは遅いこともあります。

きつさを本人の言葉で聞くときは、尺度を決めておくと記録に残せます。当ステーションでは、6から20までの主観的運動強度(ボルグ指数)を使い、「楽である」の11から「ややきつい」の13までを上限の目安にしています。高齢の利用者に20段階は難しいので、実際には「楽・ややきつい・きつい」の3語で聞き、記録には数字で書きます。数字にしておくと、看護師が翌週に「先週の運動はややきついまでで、脈は2分で戻った」と読めます。

注意

いったん止めて2分待つとき、時計を見てください。体感の2分は、たいてい1分です。回復の速さは、その日の負荷が適切だったかを教えてくれる、いちばん安い指標です。2分で戻る人は次回も同じ負荷でよく、5分かかった人は次回落とします。時計を見ずに「だいたい戻った」で再開すると、この指標が使えません。止めたら、スマートフォンでも壁の時計でもよいので、時刻を見て記録に書きます。

実務のコツ

運動後の脈と血圧は、終わって2〜3分後に必ずもう一度測ります。運動前・運動直後・回復後の3点があると、その日の記録は「値/条件/前回との差」(第5回)の形になり、しかもその人の回復の速さという、次回の負荷を決める材料が残ります。3点のうち、いちばん抜けやすいのが回復後です。片づけながら測る習慣にしてください。

SECTION 04 その日やらない、という判断——数字に出ないもの

表1の4層目「その他、注意が必要な場合」を見てください。血尿、痰の増加、体重増加、倦怠感、食欲不振と空腹、下肢のむくみの増加。どれも中止基準の数字には当たりません。けれども、看護師版の第6回で扱った「熱より先に出る6つのサイン」(食べない、動かない、話がかみ合わない、転ぶ、尿が変わる、薬を飲まない)と、ほとんど同じものを指しています。高齢者は、数字が動く前に生活が動きます。セラピストが「今日はやらない」と決める材料の多くは、この層にあります。

やらない理由は、3つに分けて考えると迷いが減ります。

  • 体の事情表1に当たる、または4層目のサインが2つ以上重なっている、または平常値からのずれが大きい。この場合は、運動を落とすか休んで、評価と観察に切り替え、看護師または主治医に伝えます。
  • 環境の事情夏の締め切った部屋、冬の脱衣所。環境省の暑さ指数では、28以上で「室内では室温の上昇に注意する」、31以上で「高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい」とされています。室温を見て、水分を勧め、運動を落とす。エアコンを使わない家の話はケアマネジャーにも渡します。
  • 本人の事情眠れていない、法事の帰り、家族とけんかをした、今日は気が乗らない。体は運動できても、その日に無理をさせる理由はありません。「今日は座ってお話だけにしましょう」が正解の日があります。ただし、それが3回続いたら、気が乗らない理由のほうを評価します。

「やらない」は「帰る」ではありません。第4回の図3で描いたとおり、リハビリテーションの内容には評価、環境調整、家族への指導が含まれています。運動をしない日にできることは、むしろたくさんあります。飲み込みを見る、家の中を一周して危ないところを見る、家族に介助のしかたを見せる、宿題の運動を一緒に見直す。やらなかった運動の時間を、その人のために何に使ったかが記録に書けていれば、その訪問は成立しています。

図2 負荷の5段。「やる/やらない」の二択ではなく、1段ずつ落とす 上から下へ、負荷が下がる。どの段で終えても、記録には「何をしたか」と「なぜその段か」を書く。 1 計画どおり全部やる 図1の6行を通り、表1にも指示書にも当たらず、平常値との差も小さい日。 2 回数と時間を半分にして、休憩を倍にする 薬を飲み忘れた、寝不足、暑い日。運動の種類は変えず、量だけ落とす。ややきつい(13)を超えない。 3 座ってできることだけにする 立位と歩行をやめる。ふらつき、めまい、下肢のむくみが増えた日。転ばせない側に振る。 4 運動をせず、評価と観察と説明に切り替える 表1の1層目に当たる、4層目のサインが重なる。測って、聞いて、家を見て、家族に伝えて、看護師に連絡。 5 看護師の訪問か受診に切り替える 看護師版第6回の「呼ぶと決めている5つ」や主治医の指示に当たる日。自分は家にいて、電話をかける。 ※ 段4と段5でも、訪問は「何もしなかった」ではない。何を見て、誰に何を伝えたかが、その日の実施内容になる。

図2 新人がいちばん迷うのは段2と段3の間です。迷ったら1段下げてください。下げて何も起きなかった日は、次回に1段上げる根拠になります。

六 それぞれの利用者について、次条第一項に規定する訪問リハビリテーション計画に従ったサービスの実施状況及びその評価について、速やかに診療記録を作成するとともに、医師に報告する。 出典:指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準(平成11年厚生省令第37号)第80条第6号

訪問リハビリテーション事業所の運営基準は、実施状況と評価を速やかに記録し、医師に報告することを求めています。訪問看護ステーションからの訪問では、毎回の記録を看護職員と共有することが通知で求められています(第9回で扱います)。「今日はやらなかった」は、記録と報告の対象として、「今日はやった」と同じ重さです。むしろ、やらなかった日の記録のほうが、主治医と看護師にとっては情報が多い。指示書の内容を変えるきっかけは、たいていやらなかった日の記録から生まれます。

注意

やらない日を、本人に「今日はお休みでいいですよ」とだけ伝えないでください。本人は「来たのに何もしてもらえなかった」と受け取り、家族は「サボった」と受け取ることがあります。理由と代わりを一文で言います。「今日は熱が37.8度あって、いつもより息が上がっているので、運動は休みます。代わりに足のむくみと、水が飲めているかを見せてください」。第6回で目標を本人の言葉で持ってもらったのと同じで、休む理由も本人の言葉になっていないと、次回に響きます。

SECTION 05 転ばせたとき——起こす前に、見る

転倒予防の運動をしている最中に転ばせる。これはセラピストにとって、いちばん起きやすく、いちばん起きてほしくない事故です。学会のガイドラインも、リハビリテーションで最も生じやすい危険因子として転倒・転落・骨折を挙げ、自立をめざす経過の中では転倒・転落の危険性は増える傾向にある、と書いています。動かすから転ぶ。動かさなければ転ばないが、動けなくなる。この矛盾の中で仕事をしているのだと、最初に認めておいたほうが楽です。

転ばせたときに、いちばんやってはいけないのが、慌てて起こすことです。起こす前に見るものがあります。順番を図3にしました。

図3 転倒した直後の順番。起こすのは4番目、電話は6番目 行1で反応も呼吸もなければ、以降を飛ばして119番と胸骨圧迫(看護師版第6回の「最初の5分」と同じ)。 1 声をかけて、意識と呼吸を見る。動かさない 返事があるか、いつもの受け答えか。ここで意識が普段と違えば、起こさずに電話に進む。 2 頭を打ったかを、本人と自分の目で確かめる どこをぶつけたか。頭なら、抗凝固薬・抗血小板薬を飲んでいるかをここで思い出す。出血、腫れ、嘔気。 3 痛いところを聞き、脚の付け根・太もも・手首・腰を見る 脚の長さの左右差、つま先の外向き、触れたときの痛み。股関節に痛みがあれば、この先の「起こす」をしない。 4 起こす。本人の力で、横向き、四つ這い、椅子に手をついて立つ 抱え上げない。自分の腰を守るためであり、動きの中で痛む場所を見るためでもある。途中で痛めば止める。 5 座らせてから測る。血圧・脈・酸素飽和度、頭なら意識と受け答えをもう一度 転んだ原因が体の側にあることがある(低血圧、不整脈、低血糖)。転倒は結果であって原因ではない。 6 電話する。看護師または主治医、家族、そして事業所の管理者 軽く見えても、その場からかける。「転倒。頭は打っていない。股関節の痛みなし。血圧…」の順で。 7 家族に、今夜見てほしいことを紙で渡す 頭痛が強くなる、吐く、眠り込む、受け答えがおかしい、脚の痛みで立てない。出たら救急へ、と書く。

図3 行2と行3を飛ばして起こしてしまうのが、新人に多い失敗です。本人が「大丈夫」と言って自分で立とうとしても、一度止めて、聞いてから起こします。

頭を打った人が抗凝固薬を飲んでいたら、症状がなくても連絡する

ここは数字で覚えてください。ワルファリンなどの抗凝固薬を飲んでいる人が、意識のはっきりした軽い頭部外傷で救急を受診したとき、頭蓋内出血が見つかる割合は、前向き研究5本をまとめた解析で8.9%でした(95%信頼区間 5.0〜13.8%。Minhas 2018)。10人に1人近くです。しかも、最初のCTで出血がなかった人のうち、24時間以内の再検査で出血が見つかる人が2.0%いました(26研究7,218人。Pessôa 2024)。

英国のガイドライン(NICE、2023年)は、他にCTを撮る理由がなくても、抗凝固薬または抗血小板薬(アスピリン単剤を除く)を使っている人の頭部外傷では、受傷から8時間以内のCTを考慮するとしています。日本の在宅で同じ運用ができるとは限りませんが、方向は同じです。抗凝固薬を飲んでいる人が頭を打ったら、症状がなくても、その場で主治医または看護師に連絡して受診の判断を仰ぎ、家族には24時間の観察点を渡します。「今は元気だから様子を見ましょう」を、セラピストがひとりで決めてはいけません。

看護師はここを見ている

転倒の電話を受けた看護師が知りたいのは、「転びました」の先です。順番も決まっています。意識は普段どおりか、頭を打ったか、抗凝固薬を飲んでいるか、脚の付け根に痛みがあるか、自分で立てたか、血圧と脈はいくつか、家族はその場にいるか。この7つが最初の30秒で出てくれば、看護師は見に行くか、主治医に電話するか、受診に切り替えるかを決められます。逆に「転んだんですけど、大丈夫そうです」で始まる電話は、看護師の側で7つを聞き直すことになります。セラピストにしか答えられない情報が2つあります。転んだ瞬間に何をしていたかと、どう崩れたか(第5回の3点)です。これは看護師が後から行っても取れません。その場で言葉にしてください。

実務のコツ

床から起き上がる動作は、転んだ日に初めてやらせるものではなく、転んでいない日に練習しておくものです。横向きになる、四つ這いになる、椅子に手をついて片膝を立てる、立つ。この順番を、担当している人と月に1回は一緒にやってください。ひとり暮らしの人ほど大事です。転んだときに自分で起きられるかどうかは、床にいる時間の長さを決めます。英国の救急では、床に1時間以上いた人は、けががなくても搬送する目安にしているという整理があります(Holland 2025)。起き上がりの練習は、転倒予防の運動と同じくらい、その人を守ります。

SECTION 06 事故になったあと——連絡、記録、報告は事業所の仕事

転倒に限らず、サービスの提供によって事故が起きたときの対応は、運営基準に書かれています。訪問介護の条文が、訪問看護(第74条)と訪問リハビリテーション(第83条)に準用されています。

第三十七条 指定訪問介護事業者は、利用者に対する指定訪問介護の提供により事故が発生した場合は、市町村、当該利用者の家族、当該利用者に係る居宅介護支援事業者等に連絡を行うとともに、必要な措置を講じなければならない。
2 指定訪問介護事業者は、前項の事故の状況及び事故に際して採った処置について記録しなければならない。 出典:指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準(平成11年厚生省令第37号)第37条第1項・第2項(第74条・第83条で訪問看護・訪問リハビリテーションに準用)

主語は事業者です。連絡するのも、記録するのも、報告するのも、事業所の義務であって、あなた個人の判断ではありません。これは責任逃れの話ではなく、逆です。転ばせたセラピストが「大したことはなさそうだから」と自分の中で処理してしまうと、事業所が義務を果たせなくなります。起きたことは、その日のうちに管理者に上げる。それが、あなたにできる唯一の正しい処理です。

制度メモ

福岡市の報告要領(令和6年9月1日施行)では、報告すべき事故の種別の最初に「転倒、転落」が挙がり、けがについては医師の診断を受けて投薬・処置など何らかの治療が必要になったものを報告対象にしています。所要の措置(救急車、医師への連絡、家族への連絡)が終わったあと、速やかに、遅くとも5日以内に電子申請で報告し、程度が大きいものはまず電話で概要を伝えます。ケアマネジャー(居宅介護支援事業所)にも併せて報告します。転倒したが異常がなくサービスを再開した場合は事故報告に当たりませんが、記録し、ヒヤリ・ハット事例として事業所内で検討することが望ましいとされています。記録は完結後5年間保存です。医療保険の訪問看護では、連絡先が保険者(協会けんぽ・後期高齢者医療広域連合・健康保険組合)と家族等になります(平成12年厚生省令第80号 第28条)。

報告書に書く内容も、要領に8項目で決まっています。事故の概要、発生時の対応、その後の連絡、そして原因分析と再発防止策。原因分析は「本人要因、職員要因、環境要因」の3つに分けて書くことになっています。ここを「私の注意不足でした」の一文で終えないでください。それは反省文であって、分析ではありません。本人の側に何があったか(薬、寝不足、初めての動作)、職員の側に何があったか(立ち位置、介助の手、目を離した一瞬)、環境の側に何があったか(床、照明、家具、履物)。3つに分けて書くと、次に同じ家に行く人が使える1行が生まれます。

実務のコツ

事故報告書の最初の下書きを書くのは、その場にいたあなたです。看護師版の第6回にあるとおり、時刻を分単位で、その日のうちに書きます。転んだ時刻、起こした時刻、測った値と時刻、電話した相手と時刻、家族に伝えた内容。翌日に書くと、時刻が丸まり、順番が入れ替わります。セラピスト固有の1行は「転倒の瞬間に何をしていて、どう崩れたか」です。「椅子からの立ち上がり3回目、立ち上がりきる直前に左膝が内側に入り、左後方へ尻もち。右手は椅子の肘掛けを持っていた」。この1行が、再発防止策の中身をほぼ決めます。

SECTION 07 電話をかける先を決めてから、玄関を開ける

急変の初動は看護師版の第6回に譲る、と最初に書きました。最後に、セラピストだから違う部分をまとめておきます。違うのは3つです。

  • できることの範囲が違う運営基準は看護師等に「臨時応急の手当」と主治医への連絡を求めています(省令第37号 第72条)。セラピストが急変の場でできるのは、気道確保、胸骨圧迫、止血、体位、安全な場所への移動、そして電話です。薬を飲ませる、注射する、といったことはできません。できないことを知っているほうが、電話が早くなります。
  • 電話の先が違う訪問看護ステーションからの訪問なら、電話の先に看護師がいます。訪問リハビリテーション事業所なら、同じ事業所(病院・診療所・介護老人保健施設など)に医師がいます。どちらも、あなたの次に判断する人が制度の中に用意されています。誰に、どの番号で、何時までかけられるかを、担当する人ごとに玄関を開ける前に言えるようにしておきます。
  • 持っている情報が違うその人が今日、何をどこまでできて、どこで崩れたか。運動の直後に脈がいくつで、何分で戻ったか。急変の場でこれを持っているのはセラピストだけです。看護師版の「最初の5分」でそろえる数字に、この情報を1行足してください。
場面電話の先と、その順番
反応がない、呼吸が普段どおりでない、看護師版第6回の「呼ぶと決めている5つ」119番が先。胸骨圧迫。家族がいれば119番と解錠を頼む。落ち着いてから事業所へ
表1の1層目・2層目に当たった運動を止めて測る。訪問看護ステーションからの訪問なら看護師に電話し、看護師が主治医への連絡と訪問の要否を決める。訪問リハビリテーション事業所なら、事業所の医師に電話して指示を受ける
転倒して、けががある・頭を打った・抗凝固薬を飲んでいる図3の順番。看護師または医師に電話し、受診か訪問かを決めてもらう。家族とケアマネジャーへの連絡は事業所と分担する
転倒したが、けががなく再開したその日のうちに管理者に報告し、記録。ヒヤリ・ハットとして事業所内で検討。家族には「転んだこと」を必ず伝える

表2 場面ごとの電話の先。訪問の経路で相手が変わります。どの行にも「自分だけで決める」欄がないことを確かめてください。

注意

転倒したがけががなかったとき、本人から「家族には言わないで」と頼まれることがあります。心配をかけたくない、施設に入れられると思っている、いろいろな理由があります。気持ちはわかりますが、約束しないでください。事業所には連絡の義務があり、家族が知らないまま夜に症状が出ると、誰も動けません。「言わないわけにはいきませんが、伝え方は一緒に考えます」と返して、管理者に相談します。本人の前で家族に電話する、本人の言葉で伝えてもらう、といった方法があります。

当ステーションの視点

やらなかった日を、堂々と記録できる人が、長く続けられます。

新人のセラピストがいちばん怖がるのは、急変でも転倒でもなく、「来たのに何もしなかった」と思われることです。家族の期待、本人の「せっかく来てくれたのに」、そして自分の中の、運動をしてこそ仕事だという感覚。この3つに押されて、やらないほうがよい日に運動をしてしまう。当ステーションで起きたヒヤリ・ハットを振り返ると、そういう日が確かにあります。

だから当ステーションは、やらない判断を評価します。休んだ理由と、代わりにしたことと、伝えた相手。この3つが書けていれば、それは中止ではなく判断です。そして、迷って看護師に電話した回数は、隠さず報告してください。看護師版の第6回に「迷った回数は、そのまま報告してください」とありますが、セラピストも同じです。

転ばせた日のことも書いておきます。転ばせたセラピストは、たいてい自分を責めます。責めること自体は止めませんが、報告書の原因分析には、本人要因と環境要因も同じ重さで書いてください。転倒を全部自分のせいにする人は、次から動かさなくなります。動かさなくなったセラピストは、その人の動きを守れません。転ばせない工夫と、転んでも起きられる練習を、両方持っている人が、長く続けられます。

採用のご案内

ふくろう訪問看護リハビリステーションは、
訪問リハビリが未経験の方を歓迎しています。

この連載は、病院や施設からそのまま在宅に来た理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が、 ひとりで訪問して、その家で評価して、判断して、報告できるようになるまでの道のりを書いたものです。 言いかえれば、当ステーションが新しく入った人と一緒にたどる順番そのものです。 訪問の経験がないことは、ここでは前提であって、条件ではありません。

1. いきなり一人にしません 見学から一部実施、メイン担当、見守り、単独訪問へ。段階を戻すことを失敗と呼びません。
2. 看護師と医師が、すぐ近くにいます 同じ事業所に看護師がいて、同じ法人にふくろう訪問クリニックがあります。医学的な判断で迷ったとき、抱え込まずに済みます。
3. 「わかりません」と言える その日のうちに報告できることを、技術より先に身につけてほしいと考えています。
いちばん早いのは、当ステーションへ直接ご連絡いただくことです
  1. 日程が早く決まります。間に人が入らないぶん、お問い合わせから見学、面談までを最短の日程で組めます。
  2. 条件を、決める人と直接相談できます。勤務日数、1日の訪問件数、オンコールの有無といった働き方の話を、伝言でなくその場でやりとりできます。
  3. 入職祝い金20万円を進呈します。直接応募限定紹介手数料がかからないぶんを、求職者の方に還元します。
まずは見学だけでも歓迎します/お電話・メールどちらでも

ブランクのある方、回復期や維持期の経験しかない方、まず話だけ聞いてみたいという方も、お気軽にご連絡ください。

1年目チェックリスト(第8回ぶん)

  • 中止基準の3層(始めない/途中でやめる/いったん止めて待つ)を、見ないで言える
  • 安静時脈拍・収縮期血圧・体温・酸素飽和度の「始めない」数字を言える
  • 担当している人の指示書の「留意事項及び指示事項」と「緊急時の連絡先」を、訪問前に確認している
  • 運動前の測定を、座って2〜3分たってから行っている
  • 運動中に、脈を手首で15秒数え、運動前との差を出せる
  • いったん止めたとき、時計を見て2分待ち、戻ったかどうかを記録している
  • きつさを「楽・ややきつい・きつい」で聞き、記録には数字で書いている
  • 「やらない」と決めた日に、理由と代わりにしたことと伝えた相手を記録している
  • 転倒した直後の順番(意識と呼吸/頭/脚の付け根/起こす/測る/電話/家族に紙)を言える
  • 担当している人のうち、抗凝固薬・抗血小板薬を飲んでいる人を名前で言える
  • 転倒したら誰に何番でかけるかを、担当する人ごとに言える
  • 床からの起き上がりを、担当している人と月に1回練習している

Q&A よくある質問

Q血圧が170ありました。表1の200には届きませんが、運動してよいですか。
A表だけでは決まりません。順番に3つ確かめてください。安静時の値か(座って2〜3分たっているか)、指示書に個別の数字があるか、その人の平常値はいくつか。平常が160台の人なら、いつもどおりです。図2の段2で始めて、運動後に測り直します。平常が130の人が今日170なら、40上がっている理由を先に探します。薬の飲み忘れ、痛み、寝不足、便秘。理由が見つからなければ、段4に落として看護師に伝えます。表で切り、指示書で個別化し、平常値で読む。この順番です。
Q指示書に中止基準が何も書かれていません。どうすればいいですか。
A書かれていない指示書のほうが多いです。事業所の既定値(当ステーションでは表1)で動きながら、担当する人ごとに個別の基準が要るかを看護師と相談してください。心疾患、透析、重い呼吸器疾患、抗凝固薬など、既定値では足りない人がいます。その人については、看護師を通じて主治医に「この人の中止基準を指示書に書いてほしい」と依頼します。指示書の空欄は、書いてもらう対象であって、自由に決めてよい余白ではありません。
Q訪問したら、利用者が床に倒れていました。まだサービスを始めていないのですが。
Aサービス提供中の事故ではありませんが、目の前の対応は同じです。図3の行1から始め、起こす前に意識・頭・脚の付け根を見ます。ひとつだけ足す質問があります。「いつからそこにいますか」です。何時間も床にいた人は、けががなくても脱水や低体温、筋肉の損傷が起きていることがあり、英国の救急では1時間以上を搬送の目安にする整理があります。1時間を超えていそうなら、起こしてから測って、看護師か主治医に「床に○時間いた」と伝えてください。事故報告の対象かどうかは管理者が判断しますが、記録は同じ形で残します。
Q転んだけれど、けがはなく、本人も平気そうです。それでも報告が要りますか。
A市町村への事故報告は、医師の診断を受けて治療が必要になったものが対象です。けががなくサービスを再開した転倒は、その対象ではありません。ただし、記録し、ヒヤリ・ハットとして事業所内で検討することが望ましい、と要領に書かれています。当ステーションでは、けがの有無にかかわらず、その日のうちに管理者に口頭で伝え、記録に「転倒の瞬間に何をしていて、どう崩れたか」を書くことにしています。報告が要らない転倒でも、次の転倒を防ぐ材料としては同じ価値があります。家族にも必ず伝えます。
Q夏場、部屋が暑いのにエアコンを使ってくれません。運動してよいですか。
A室温を見て、水分を勧め、運動は段2か段3に落としてください。暑さ指数28以上は「室内では室温の上昇に注意」、31以上は「高齢者は安静状態でも発生する危険性が大きい」とされています。締め切った部屋の室温計が30度を超えていれば、その日は運動の日ではなく、暑さの説明をする日です。エアコンを使わない理由(電気代、寒がり、操作がわからない)を聞き、ケアマネジャーに渡します。「暑いから運動を休んだ」と記録に書くことが、エアコンの話を動かす最初の1行になります。
Qボルグ指数を聞いても、高齢の利用者は毎回「大丈夫」としか言いません。
A「大丈夫ですか」と聞くと「大丈夫」が返ってきます。聞き方を変えます。「楽ですか、ややきついですか、きついですか」の3択にして、指を3本立てて見せます。それでも「大丈夫」なら、本人の言葉はあきらめて、ほかの3つの窓(顔色と汗、息と会話、脈)で判断します。運動中に話しかけて、文で返ってくるかどうかは、本人の自己申告より正直です。本人の言葉は4つの窓のひとつであって、全部ではありません。言葉が取れない人ほど、脈を手で触れてください。

REFERENCE 参考資料

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  2. 公益社団法人日本リハビリテーション医学会 リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン策定委員会 編. リハビリテーション医療における安全管理・推進のためのガイドライン 第2版. 診断と治療社; 2018.
  3. 厚生省「指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準(訪問通所サービス、居宅療養管理指導及び福祉用具貸与に係る部分)及び指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準の制定に伴う実施上の留意事項について」平成12年3月1日老企第36号 第二の5(1) ※医師が指示する事項(中止する際の基準を含む)
  4. 指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準(平成11年3月31日厚生省令第37号)第37条(事故発生時の対応)、第72条(緊急時等の対応)、第74条・第83条(準用)、第80条(指定訪問リハビリテーションの具体的取扱方針)(https://laws.e-gov.go.jp/law/411M50000100037
  5. 指定訪問看護の事業の人員及び運営に関する基準(平成12年3月31日厚生省令第80号)第19条(緊急時等の対応)、第28条(事故発生時の対応等)(https://laws.e-gov.go.jp/law/412M50000100080
  6. 福岡市「介護サービス事業所等の事故発生時の報告」2026年8月14日更新(https://www.city.fukuoka.lg.jp/fukushi/jigyousyasido/health/00/05/4_zikohoukoku.html)および「福岡市介護サービス事故に係る報告要領」令和6年9月1日施行(https://www.city.fukuoka.lg.jp/fukushi/jigyousyasido/health/00/05/documents/R060813youryou.pdf)※報告すべき事故の種別、5日以内、報告内容の8項目、ヒヤリ・ハット、記録の5年保存
  7. Borg GA. Psychophysical bases of perceived exertion. Med Sci Sports Exerc. 1982;14(5):377-381. doi:10.1249/00005768-198205000-00012
  8. Minhas H, Welsher A, Turcotte M, Eventov M, Mason S, Nishijima DK, Versmée G, Li M, de Wit K. Incidence of intracranial bleeding in anticoagulated patients with minor head injury: a systematic review and meta-analysis of prospective studies. Br J Haematol. 2018;183(1):119-126. doi:10.1111/bjh.15509
  9. Pessôa RL, Garcia GM, Becker GG, Guadagnin EH, Freitas LP, Jaeger EM, Tomelero AV, Weber AP, Carmo GHÁD. Incidence and risk factors of delayed intracranial hemorrhage in anticoagulated head trauma patients: a systematic review and meta-analysis. World Neurosurg. 2024;192:190-200.e6. doi:10.1016/j.wneu.2024.09.018
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  12. 環境省 熱中症予防情報サイト「暑さ指数(WBGT)について」(https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php)※日本生気象学会「日常生活における熱中症予防指針 Ver.4」(2022)による区分と注意事項
本記事は、公開されている法令・通知・ガイドライン等をもとに、訪問看護の実務に必要な範囲を整理したものです。 制度の取扱いは改定や個別の事情によって変わることがあります。実際の判断にあたっては、 主治医、所属事業所の管理者、審査支払機関、地方厚生局等の窓口にご確認ください。 個々の健康上の問題については、かかりつけ医にご相談ください。
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この記事を書いた人

福岡生まれ、筑紫丘高校卒業、九州大学医学部卒業後、東北の地域中核病院で初期研修医・救急医として勤務し、その後東京の国立がん研究センター中央病院、東京大学病院に勤務。地元の福岡に帰ってきて2023年1月に:ふくろう訪問クリニック(旧:つくし訪問クリニック早良)を開院。2025年5月に医療法人「ふくろうの樹」設立。2025年11月「ふくろう訪問看護リハビリステーション」を開院。

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